狂言劇3 すっ飛び医者

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すっ飛び医者

すっ飛び医者―全一幕狂言

モリエール原作「飛び医者」翻案

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解説

『すっ飛び医者』はフランス一七世紀の劇作家兼劇団主催者モリエールの『飛び医者』を日本の伝統芸能狂言としてよみがえらせるための翻案である。

あらすじ

若武者と菖蒲の対話で始まる。菖蒲の従姉妹の瑠璃が父の大名に望まない相手と結婚させられそうになっており、それを少しでも引き延ばすために仮病を使っている。愛する若武者と監視されずに逢引できるように、医者に転地療養を勧めてもらってはどうか、と菖蒲は提案する。そのために医者が必要なのだが、若武者の家来の山勘にそれをやらせることになった。山勘は最新医療だと言って患者の尿を飲んで病気の診断をするなど思い切った医者ぶりを見せて見事に医者になりきって、まんまと大名を騙して瑠璃は離れに移ることができた。そこに大名の娘の病気を心配した代官までやってきたなか、山勘はヤブ医者たちとは違った高邁な医者だと代官に信じ込ませることにも成功した。ところが、魔の悪いことに若武者と山勘が一緒にいるところを大名に見られてしまう。山勘は医者の格好をしておらず、普段着だったので、とっさに「医者の兄に双子のようにそっくりな弟」であると嘘をついて取り繕った。しかしさすがの山勘も1度に2人になり切ることはできない。最後は大名の従僕の太郎冠者によって正体を暴かれ、大名の怒りを買ってしまう。危うく縛り首になるところだったが、大名が若武者を立派な婿と認めたことで大団円となる。


試し読み

『すっ飛び医者』をプレビューでお楽しみください。

すっ飛び医者

このプレビューはBiB/i(EPUB READER on your Website)を使わせて頂いています。松嶋智さん、ありがとうございます。


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