『泉鏡教授の探偵旅行―大阪城消えた金棗』

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『泉鏡教授の探偵旅行―大阪城消えた金棗きんなつめ』(ドラマシナリオ)

高浜眞子


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主な登場人物

いずみかがみ K女子大学フォークロア学教授

茶々ささ子 泉ゼミ生

寧々ねね  泉ゼミ生

ゆたか   泉ゼミ生

かね子  泉ゼミ卒業生

六美むつみ  泉ゼミ卒業生

その子  泉ゼミ卒業生

朱鷺とき  泉ゼミ生

ひで子  茶々子の友人

ひで子の母

秀子の父

ホームレスの男  実は羽柴秀人

マスコミ記者たち

横井   大阪城学芸員


梗概

泉鏡は愛知県名古屋市にあるK女子大でフォークロア学を教える五七才の大学教授である。

泉鏡は専門とする学問の性質上、世界中を旅行して民俗や文化の研究に従事している。外国での滞在が数週間から数ヶ月に及ぶこともあるが、そのためか、または彼が発するオーラのせいなのか、彼の研究旅行には必ずといっていいほど何かしらの事件が起こる。

大阪城のそばでホームレスが名古屋の女性に金の棗を売った。その夫がパリのヴァンドーム広場の宝石店で三千万円で売ったことがテレビで報道される。泉はヴェルサイユで学会発表旅行に学生を連れてでかけた。卒業生たちもそれを聞きつけてパリで合流する。旅行のついでに棗を買った宝石店に行くと、すでにその棗を大阪城の学芸員が買い戻していた。パリのホテルでポルトガル人窃盗団がその棗を盗んだが、仲間割れが原因で殺人事件に発展し、棗は無事学芸員の手に戻った。

日本に帰って大阪城に行ってみると、学芸員が、棗で三千万円を手に入れた主婦が三千万円を返してくれるという。泉が頼んだからである。発掘現場に行ってみると、問題のホームレスが発掘調査をしていた。泉の推理ではホームレスは学会で学説上の対立で爪弾きになった学者の羽柴秀人で、自説を証明するために金の棗を売ったとマスコミにタレこんだのだ。直接ホームレスに確かめると、まさしくその羽柴秀人であった。

発掘現場から網島に出てみると憔悴しきった女性がいた。蒸発した夫を探して毎日のように手がかりを求めてさまよっているという。羽柴夫人であった。自説が証明されて恨みが晴れた羽柴は夫人の元へ帰る日が来た。こうして泉鏡教授の旅行事件簿に新たなページが増えたのであった。

試し読み

『泉鏡教授の探偵旅行―大阪城消えた金棗きんなつめ』をプレビューでお楽しみください。
大阪城消えた金棗このプレビューはBiB/i(EPUB READER on your Website)を使わせて頂いています。松嶋智さん、ありがとうございます。


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